フォレスタン目録-映画・本・漫画のおすすめ作品紹介ブログ-

映画・本・漫画などのおすすめ作品を紹介するブログです。原則としておすすめ品しか書きません。好みである歴史系に偏ると思います。

ロスト・バケーション

 

 サメを題材としたホラー映画です。

 

 アメリカのとある女子大生が亡くなった母のビーチにサーフィンをしに行きます。穴場のビーチなのでほとんど人が訪れることのない場所です。そのため、のびのびとサーフィンを楽しむことができたのですが、日が暮れて帰ろうとしたところに、サメに襲われてしまいます。運よく近くの岩場に逃れることができたのですが、その岩場は満潮になると沈んでしまう小さな岩場。岸まではわずか200mほどなのですが、その200mが遠すぎて届かない。穴場なので救助を求めることもできません。タイムリミットが迫る中でこの状況からどう逃れるかが主題の映画です。

 

 

 

 サメ映画はほとんど駄作だと以前に書きました。例外は「ジョーズ」「ディープ・ブルー」ぐらいです。

 

foresttan.hatenablog.com

 そう思っていたら例外が一つ追加されたようです。 ディープ・ブルー」のような派手さや残酷なシーンはありませんが、先が気になる展開をさせてくれます。

 サメの脅威が迫るなかでどう逃れるか、どうしたらサメをだしぬくことができるのかに緊張感を感じます。また、他の映画と比べて1時間30分と短いですが、それだけにダラダラと引き延ばしていることなく、テンポがよくなっていると思います。

 サメのCGも明らかにCGだとわかることはなく、その点他の駄作サメ映画とは一線を画しています。CGとわかるだけでも、この手の映画は臨場感が亡くなってしまい面白くありませんから。

 ただし、気になった点としてはやけにサメが主人公のサーファーに執着しているという点です。この執着さは異常だと思うのですが、映画の中で説明されることはありません。何らかの動機付けでもすればいいのにとは思いました。