フォレスタン目録-映画・本・漫画のおすすめ作品紹介ブログ-

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日本軍の戦争犯罪と学校教育

 どういう経緯だったのか忘れてしまったが、amazonを見ていると「生活の世界歴史」というものを見つけた。なかなか面白そうだと思っていたら、なんと名前が「三笠宮」とあるじゃないか!と驚いたものだ。いい趣味してるとはこのことか。まだ読んでいないがそのうち読んでみようと思っています。

 

  それはさておき、その三笠宮がお亡くなりになられたそうな。100歳も生きれば十分な大往生だろう。羨ましいものだ。

 戦争に従軍した経験がある方で、日中戦争の時に中国に赴任していたこともあるという。その時の日本軍の捕虜虐待や虐殺などを聞いていて憤りを覚えていたという。せっかくの機会なので「日本軍の戦争犯罪と学校教育」について書こうと思う。

 

 

 日本軍の戦争犯罪については色々聞いたことがある。というより、2000年代前半ぐらいまでは、戦前の大日本帝国時代についていいことを聞いたことはなかった。私の経験でいうと、大日本帝国については悪口ばっかり聞かされたと断言できる

 小・中学校で習ったことといえば、中国のことだけに限定すると南京虐殺三光作戦万人抗、とざっと思い出しただけでもこれだけある。今思い返しても、よくもまあこれだけ自分の国のことを悪く言いまくっていたものだ。別の機会に述べるとしても、あの戦争には日本にもそれなりに言い分があるし、日本の人道支援も書かれていなければ、戦争犯罪も誇張されていると思っている。そもそも万人抗なんて本当にあったのかどうか。他国の歴史教科書を読んでも、自国の良い面も書いてあるし、悪いことを書いていてもその汚点に反対運動をした人たちのことも書いてある(例:地下鉄道)。ところが日本の教科書に限るとそんなことは聞いたことはない。むしろ良い面を書こうとしたら「過去の美化だ」と言われていただろう。本当のことだとしても。

 それから10年以上経って随分と様変わりしたものだ。本屋に行くと今度は日本軍を褒め称える本が並んでいる。歴史の見直しすることはいいと思っているが、見直ししすぎて気色悪い。思わず本棚から目を背けたくなるぐらいだ。やっていることが極端すぎる。日本軍の人道支援も数多くあったが、同時に戦争犯罪も多く行ってきたのだから、その両方を見るべきだ。むしろ反省することばかりの方がマシだと思う。せめてもの救いは正式な教育の場では教えられていないということだ。