フォレスタン目録-映画・本・漫画のおすすめ作品紹介ブログ-

映画・本・漫画などのおすすめ作品を紹介するブログです。原則としておすすめ品しか書きません。好みである歴史系に偏ると思います。

ゴジラ(初代)

 

 

 有名な怪獣映画の原点となる作品です。

 

 1954年に撮られた怪獣映画です。言わずとしれたゴジラの原点となる作品です。大戸島という離島に何らかの災害が発生したという連絡を受け、調査団が派遣されました。その調査団が見たものは、丘からヌッと顔を見せたゴジラだった。その後、ゴジラは東京に上陸して、銀座を始めとする東京の各地を焼き払います。必死の抵抗も虚しく、東京中が焼け野原になり、なすすべがないように思われました。しかし、一人の博士が自ら開発した兵器でゴジラに対抗します。

 

 

 小学生の頃によくゴジラを見ていましたが、つい最近までほとんど忘れていました。ほとんど子供向けなので、当然といえば当然ですが。ところが、2014年にハリウッド版ゴジラが上映されるというので、ゴジラにまた興味を持ちました。そういえば、ゴジラは昔から観てるけど、初代ゴジラは見たことがない。せっかくなのでamazonビデオで初代ゴジラを観ました。

 内容としては、まあ悪くないでしょう。当時のストップモーションだらけの映画と違い、着ぐるみを着て撮影しているので、ゴジラが滑らかに動きます。90年以前はストップモーションが一般的だったと思うと、素晴らしく思えました。そのゴジラと逃げ惑う一般市民との合成がよくできているなとも感じました。ただし、やはり62年前の映画なので、安っぽく感じるところも多々見られます。自衛隊の戦闘機や戦車を見ても、おもちゃのようでリアルさがありません。

 特に欠点は、ゴジラが暴れるシーンが意外と少ないことです。全体の1/3もなかったと思います。当時の予算の都合なのでしょうか。どうせなら、半分ぐらいはゴジラのシーンに使って欲しかったと思います。物足りなさを感じる作品でした。

 作品とは直接関係ありませんが、この映画は1954年に上映されました。つまり、戦後9年しか経っていない街並みを再現しています。空襲でわずか9年でよくぞここまで復興したものだと妙に感慨深くなりました。それでこそ、ゴジラも暴れがいがあるというものです。

 

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