死人の声をきくがよい
１話完結型のホラー漫画です。
幽霊やオカルト、都市伝説からUMA、心霊現象などほぼすべての超常現象をテーマに扱っています。主人公の少年は岸田という少年で、ヒロイン？は幼馴染だった早川さん（表紙の人）という幽霊です。この岸田くんは様々な超常現象に巻き込まれて、危険な目にあいます。が、早川さんのおかげで逃げ切ることができるというものです。ほとんどこのパターンと言っていいでしょう。
前述した通り、様々な超常現象から逃げ切るという１話完結型のホラー漫画です。その超常現象は幽霊に取りつかれた人間だったり、妖怪の類だったり、ただの殺人者だったりもします。なかなかいろんな超常現象が出てるので、それだけでも見所があります。また、先が読めない場合があったり、意外な結末が待っていたりしていて、ストーリーがよく考えられているなと思います。
よくない点もあります。岸田くんが襲われたら、早川さんが助ける、というパターンの繰り返しです。もっとも、声が出ないのでほとんど身振り手振りでの忠告となります。たまに、他人に憑依して助けることもあります。
絵柄は人によって好みが分かれるかもしれません。ホラー漫画らしく、全体的に暗めの雰囲気で描かれていて、人物画もなんとなく暗そうな絵になっています。テーマがテーマなので、その方がいい感じになっていると思います。
