フォレスタン目録-映画・本・漫画のおすすめ作品紹介ブログ-

映画・本・漫画などのおすすめ作品を紹介するブログです。原則としておすすめ品しか書きません。好みである歴史系に偏ると思います。

シンゴジラ

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映画が公開してから日が浅いので、DVDの画像はありません。代りにamazonから適当な画像を代用しています。

 

映画館で見たほうが良い作品です。

 

 シンゴジラは12年ぶりに日本で制作されたゴジラ映画です。「シン」には真・新・神の意味をもたせているようです。キャッチコピーが「ゴジラVS日本」となっていまして、その通り敵の怪獣は出てきません。未確認の巨大生物(ゴジラ)が暴れまわり、政府が反撃して駆除しようというストーリーです。

 もし巨大生物が突然出現したら、日本政府はどう対応していくかを想定して作成したみたいです。かなりリアルに日本政府の中枢を書いています。ゴジラの迎撃はもちろん、避難民への対応や法整備、対策のための会議の様子まで取り扱っています。モデルは東日本大震災なのは間違いないでしょうね。その代わり一般市民は避難対象としてしか出てきません。テーマをきちんと絞っているのでしょう。

 

 

 邦画は一部の例外を除いて、質が低いのが多いので敬遠していました。俳優の演技が下手なこともあれば、ちゃちなCGであることもままあり、とても見る気が起きませんでした。しかし、このシンゴジラは評判がいいので、(小学生の頃はゴジラが好きだったこともあり)観てみることにしました。その結果、確かに面白かったので、紹介することにしました。

 冒頭からほとんど焦らすことなくゴジラが登場しました。それが実に良いと思っています。何が出てくるかわかりきっているのに焦らされてもストレスが溜まるだけですから。ただし、最初に登場した時はわずかに形態が違っています。まあいきなりあんなにデカくておっかない顔をしたゴジラが出てきては面白くないでしょう。


『シン・ゴジラ』予告2

 何と言っても見所はゴジラの登場シーンでしょう。予告でもわかる通りシンゴジラはどれだけ攻撃を受けても平然としています。わずかながらダメージを受けることもありましたが、その反撃が少し派手すぎるとも思いました。でも、それが良かったです。またカメラアングルも素晴らしかったです。特に予告のようにゴジラを見上げるシーンに迫力があります。DVDではこの迫力は伝わらないでしょう。幸いなことに、私の映画の席は前方の左側でしたから、なお良かったです。映画館で見るようなら、前方左側をお勧めします。

  不満な点として、やたら早口になっていることと、専門用語が多かったこと、アメリカとの確執が描かれていること、ゴジラが派手に暴れるシーンからクライマックスまでが少しダラダラしていると感じたことです。特にアメリカとの確執という点が描かれていることに不満でした。アメリカが内政干渉して、好き勝手にしているように描いていますが、そうやたらに敵視する事はないと思います。ゴジラらしく原爆の話も出てきて、アメリカを責めていますが、現在の日本で原爆のことを気にしている人なんてそういないのではないでしょうか。私は原爆のドキュメンタリーを見ても、天災と同じ感覚で見ています(原爆を正当化するコメントがあると、少し腹が立ちますが、それだけです)。