ライオンと魔女ーナルニア国ものがたり(1)
ライオンと魔女―ナルニア国ものがたり〈1〉 (岩波少年文庫)
- 作者: C.S.ルイス,ポーリン・ベインズ,C.S. Lewis,瀬田貞二
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/06/16
- メディア: 単行本
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初級者向けのファンタジー小説です。
異世界での冒険に興味がある人向けです。
1950年代に発表された児童書です。イギリスに住むルーシら四人兄妹が衣装タンスに隠れると、なぜかそこからナルニア国の世界に迷い込みます。ナルニアには人間はおらず人語を話すビーバーや狼、空想の動物であるフォーンが住んでいます。ナルニアは邪悪な「白い魔女」によって永遠に冬にされていますが、ナルニアを訪れた人間の男女によって倒されると予言されています。「白い魔女」はその予言が実現しないように人間(ルーシ達)を殺そうとし、ルーシ達は逆に「白い魔女」を倒してナルニアに春と平和をもたらそうとします。
児童書ではありますが、「ハリーポッター」がそうであるように大人が読んでも十分面白いです。映画もほとんど改変がないので、代わりに映画を観てもいいと思います。300ページもある分量ですが、文字が大きいので、読むのに苦労することはないでしょう。
前述したように、多様なキャラクターが数多く出て、それだけで楽しめるかもしれません。ただし、あの「袋を持つ赤い冬服のおじいさん」が登場するというのはいただけません。