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フォレスタン目録-映画・本・漫画のおすすめ作品紹介ブログ-

映画・本・漫画などのおすすめ作品を紹介するブログです。原則としておすすめ品しか書きません。好みである歴史系に偏ると思います。

カエルの楽園

 

カエルの楽園

カエルの楽園

 

  初級者向けの寓話小説です。

 

 すみかを追われた二匹のアマガエルが、長い困難の上にナパージュという国にたどり着きました。まさにそこは平和でエサの心配もないカエルの楽園でした。ナパージュに住むヌマガエルは「三戒」によって、現在の繁栄が保たれていつと信じていました。「三戒」とは「カエルを信じろ」「カエルと争うな」「争うための力を持つな」という掟です。アマガエルたちは一匹はそれを懐疑的に、もう一匹は徐々に心酔していくことになりますが、外部から凶暴なウシガエルの脅威が迫ってきて・・・。

 完全に現代日本への寓話です。「三戒」は憲法9条ウシガエルは中国・韓国を例えています。他にも「三戒」支持者のカエルは護憲派、「三戒」反対派は改正派にも置き換えられています。

 

 

 話としては面白いと思います。特に9条がいかに無力かを理解しやすいと思います。私も中学生ぐらいまでは9条で平和が守られると思っていました。戦争しないのだから軍隊なんか必要ないと。しかし、世の中というものが多少なりとも見えてくると、それが子供っぽい考えだとわかります。しかし、護憲派の人たちはそれが見えていないというか、夢想しているようにしか思えません。

 さらに滑稽なのが、そういう人たちに限って、過去の日本の戦争を一方的な侵略戦争だと主張していることです。その過去の日本のような国が隣国で現れたらということを想定していないのか常々疑問に思うのですが・・・。

 欠点もあります。読んでいても、寓話すぎて気が冷めてしまうことがあります。特に護憲派の主張をそっくりそのままセリフとして登場させていることが、正直言ってあからさまがすぎると思いました。しかし、9条の論争についてあまり詳しくない人にとっては違和感はないかもしてません。そもそもそんな主張をしていたのかと仰天することもあると思います。