ナポレオン 獅子の時代
ナポレオン ―獅子の時代― (1) (ヤングキングコミックス)
- 作者: 長谷川哲也
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2014/08/29
- メディア: Kindle版
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前回と同じナポレオンの伝記漫画です。しかし、表紙を見ても分かる通り、中身は正反対の青年漫画です。アウステルリッツの戦いがプロローグになって、本編はナポレオンの誕生から始まっています。私としても、こちらの方がよっぽどの好みです。
特徴
- 戦争の具体的な描写が多く、端折っているところがほとんどありません。少々過激な表現をしていますが、何故かあまり気になりません。
- 架空の人物があまりいません。架空の一兵卒が主要人物となっていますが、一兵卒の視点で当時の風俗・技術などを説明してくれています。。
- 架空の描写があります。ほとんど史実に沿っていますが、過剰な演出があったり、とっくに死ぬはずの人間が生きているなど漫画らしい描写になっています。
- 読み返してみるとフランス軍を結構悪く書いています。そのニヒルさの演出がいい味を出していると思いますが、もう少し同じ調子で敵側も書いて欲しいと思っています。